毎年7月になると、スペインではニュースやテレビで必ず話題になるイベントがあります。
サン・フェルミン祭(San Fermín)通称牛追い祭り(Encierro)です。
白い服に赤いスカーフを巻いた人々が、街中を走る牛から逃げる映像を見たことがあるかもしれません。
実はこのイベント、スペイン人ならほぼ誰でも知っている国民的なお祭りです。
なぜ牛と走るの?
実は最初から「命がけのお祭り」だったわけではありません。
起源は中世までさかのぼります。
当時は、牛を囲いから闘牛場まで移動させるという実務的な作業がありました。
その途中で興奮した若者たちが牛の前を走るようになり、やがて現在の牛追いへと発展したと言われています。

サン・フェルミンは宗教行事
サン・フェルミン祭の本来の主役は、聖フェルミン(San Fermín)というキリスト教の聖人です。
もともとは宗教行事として始まり、12世紀にはすでに聖人を讃える祝祭が行われていました。
現在のように7月開催になったのは1591年で、当初は10月に行われていたそうです。
ちなみに、「牛追い」自体は8時スタートからものの5分程度で終わりますが、お祭りなので街はパーティー状態です。
ハイテンションが夜11時の花火まで続きます。長い。

開催時期・場所
サン・フェルミン祭は毎年7月6日〜7月14日に開催されます。
有名な牛追いエンシエーロ(Encierro)は、7月7日〜14日の毎朝8時に行われます。
開催地は、パンプローナ(Pamplona)です。
スペイン北部ナバーラ州の州都で、マドリードやバルセロナほど有名ではありませんが、サン・フェルミンの期間だけは世界中から観光客が集まります。

現地で参加できる?
結論から言うと、参加可能です。
事前抽選などはありません。
ただし参加にはルールがあります。
参加条件
主な条件は、
- 18歳以上
- 飲酒状態でないこと
- コース内で危険行為をしないこと
- 牛を触ったり挑発したりしないこと
などです。
当日は警察によるチェックも行われます。
参加費
牛追いそのものへの参加費は無料です。
保険は必要?
「自己責任」の側面がかなり強いイベントです。
毎年けが人は発生しますし、重傷事故もゼロではありません。
旅行保険への加入は強くおすすめです。
実際に「保険証見せてください」と言われることは通常ありませんが、加入必須でしょう。
パンプローナへのアクセス
留学生が現地から向かう場合は、
- マドリードから鉄道
- バルセロナから鉄道
- 国内線
が一般的です。
祭り期間中はホテル代が大幅に上がるため、早めの予約がおすすめです。

さすがに現地には行けませんよ。
という方がほとんどでしょう。
なんと。中継があります。無料です。
https://www.rtve.es/noticias/san-fermin/
スペイン国営放送RTVE サン・フェルミン特設ページでは毎年牛追いの様子を生中継しています。
スペインでは、朝の牛追いを見ることが夏の風物詩になっています。
日本で言う箱根駅伝や高校野球の甲子園に近いものがありますね。
職場やカフェ、家庭のテレビで流れていることも珍しくありません。
日本との時差は夏時間で7時間。
牛追い開始は現地8時なので、日本時間では午後3時頃になります。
平日の場合は勤務時間中ですがスペイン好きなら一度は見てみたいイベントです。
まとめ
スペインはお祭り大国
他にも、トマト祭りや火祭りなどいろいろなお祭りを聞いたことがあると思います。
いつ行っても、どこかで祭りをやっている。
そんなスペインを留学で楽しんでいただければと思います。
参考:地域情報
為替やATM手数料の節約にはWiseを!
相談はこちらから!



