秋らしい気候になってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
報道データより、スペインのコロナ禍開始以来の感染状況推移と、そこから考えられることを記してみます。
なお、筆者は感染症のプロではありません。
また、2021年11月3日現在の情報について記載していること、ご了承ください。
【スペインコロナ推移まとめ】
まずはグラフの画像より:
トップページでもご紹介しております、スペイン大手メディアrtveより引用したデータです。
2020年春からヨーロッパにも本格的に上陸した新型コロナウイルスCOVID-19による感染症(以下コロナ)の、左から感染者(陽性者)数 (Casos)、入院者数 (Ingresos)、死者数 (Muertes)のグラフです
ここで注目したいのが、3つのグラフに関連性はあっても一致はしない点です。
コロナ禍開始直後は、感染者数に対してかなり多くの入院者、死者が発生しましたが、最も感染者数が増えた第三波では抑えられ、直近の第五波ではさらにその割合が減少しています。
スペインでは、日常生活でマスク (mascarilla)を義務付けられることが大きなストレスであり初期にはマスクをしない割合も高かったことなどが挙げられると思います。
また、ワクチン(Vacuna)接種の急速な展開も直近の重傷者数の減少に寄与していると思います。
こちらのグラフはGoogle(Our World Data)より引用しましたワクチン接種率の推移です。
夏ごろには70%を超え、現在は80%。
これは児童やアレルギーなどにより接種不可の方、あるいは拒否する方を除いたすべての希望者に投与されている割合と言ってもよいでしょう。
日本よりも安全?なスペイン
結論から言えば、こちらもワクチンを接種してから渡航するならば、日本よりも感染対策はしっかりされていると思います。
前述のとおりマスクを嫌うスペイン人たちも、いまだにしっかりマスクをしています。
ハメを外しがちな日本やイギリスと違い、なんともイメージからは外れる感じがしますが、とても真摯に感染防止に取り組んでいます。
8月と少し前にはなりますが、バレンシアTaronja SchoolのFernandoさんとの対談もご参考に!
世界的にコロナ禍Taronja School康でお過ごしになることを祈りつつ、スペイン留学のご希望があればいつでもご相談、承ります!