こんにちは、ガルシアです!
スペインに限らず、長期で留学する際にはビザの選択肢が複数ある場合があります。
その際の判断基準として、スペインの長期学生ビザとワーキングホリデービザの比較をしてみます!
なお、スペインの学生ビザ(留学研究査証)には長期と短期の二種類があり、今回は長期学生ビザのお話しになっています。
長期と短期の違いについてもまた別の機会に触れていきます!!
(2020年12月19日修正)
目次:
1.取得にかかる期間
2.費用
3.就労の可否
4.就学の制限
5.延長の可否
1.取得にかかる期間
ワーキングホリデービザのほうが、早く取得できます。
学生ビザを取得する際には入学許可証の原本が必要であるという点が申請書類の準備における時間を長くします。
DHLやFedexのような速達サービスを使えば1-2日で書類が届くのですが、通常の郵便や簡易書留的なものを利用した場合、最大1か月程度かかります。
目安として、ワーキングホリデービザは100日前から準備すればよく、長期学生ビザは120日前から手続きをスタートするように心構えをしておきましょう。
2.費用
ほぼ同じです!
いずれも基本的には無料となっており、ただ書類をそろえるのにお金がかかります。
その観点でいえば、
住民票の取得分だけ、ワーキングホリデービザが高いとは言えます。
いずれも健康診断は必須で、これが一番高いです。(8000円前後)
ワーキングホリデービザはNIEの支払いもあるだろう!というツッコミがあるかもしれませんが、これは学生ビザの場合には現地で払うというだけの違いです。
依って、取得費用の差はほぼありません。
3.就労の可否
どちらも就労は可能です。
働ける時間は、長期学生ビザのほうは20時/週、ワーキングホリデービザは40時間/週となっています。
もっとも、若者の失業率が高水準で推移しているスペインで職を探すのは困難です。
ワーキングホリデービザでいけばたくさん働ける!という算段で行かれると、早期退散となってしまうかもしれません。。。
4.就学の制限
学生ビザの取得には15時間/週以上の就学が義務づけられています。
逆に、長く勉強する分には何も制限はありません。
語学学校に通う以外の選択肢もありますが、今回は触れません。
また、学校に通う期間に応じてビザは発給されますので、学校を辞めればビザもなくなります。
ワーキングホリデービザのほうは、規定がいま揺れています。。。
言葉を濁すようで申し訳ございませんが、詳細はお問い合わせください。
5.延長の可否
ワーキングホリデービザは延長不可です!そして一生に1回だけのビザです。
現地で学生ビザを申請し、滞在を延長することはもちろん可能ですが、
・その際の手続きが学生ビザの延長よりも少々難しい
・学生ビザで延期するならば学校に一定期間通う手続きをしなければいけない
という点がデメリットとなります。
結局ひとことで言えば。。。
1年限定ならワーキングホリデービザが便利です!
1年以上滞在するかもしれない場合には、学生ビザの取得のほうが未来が広がります!
以上、極力イメージしやすいように記載しましたが、ビザの規定は一筋縄ではいきません(特にスペインは)。
留学を検討される方におかれましては、手続き前にひとこと、ご相談いただければと思います。
Garcíaでした!Adios!
*2020/12/19版